
皆さんはどんな週末を過ごしましたか?
週末はずっとこもって仕事をしていたエンタイスFT、ノムラです。
涼しい室内で仕事をするのもはかどって・・・と思っていたんですが、あまりにも動かなさすぎて体中がこってしまいました・・・。(苦笑)
肩、腰、背中がバリバリです。
今日は、 富裕層 と インバウンドビジネス について考えていきます。
まず、世界の富裕層とは?
「富裕層」と呼ばれる人達がいます。
世界レベルで富裕層と定義される人たち、世界人口の1%が世界の資産の50%を所有しています。
今年、1月に開催された世界経済フォーラムの年次総会、通称「ダボス会議」には2500人の世界の富裕層が集まりました。
この会議に参加した富裕層の人たちはプライベートジェットでダボスへ乗りつけ、
5つ星のホテルに滞在し、超一流の料理を楽しみながら金融市場や経済動向について話を交わすのです。
インバウンドにおいて富裕層をターゲットにすると言った場合これらの人達を見なければなりません。
現実は。
しかし、現在の日本の状況ではとてもじゃないけれど、
これらの富裕層の人たちをターゲットとすることは不可能だと指摘されています。
「新・観光立国論」の中で著者のデービット・アトキンソンさんは、
世界の富裕層が宿泊する高級ホテルが現在日本ではほとんど存在しない、
ヨーロッパ圏からの上客の取りこぼし、富裕層に対するサービスの欠如を指摘しています。
これらのことが改善されなければ、富裕層達は遠い日本へ観光には来ないと言っています。
これは、1つの事実として受け止める必要があると思います。
さらに現実は。
先ほどの事実を踏まえて、
「そのような富裕層のために超高級ホテルやサービスを整備する」
これは、現実的ではありません。
個人や地域レベルで取り組めることではありません。
イギリスの不動産コンサルタントの大手「ナイトフランク」の調査では、
金融資産30億円以上を所有する富裕層が世界では17万人以上おり(世界人口の0.002%)、
2024年のはその割合が34%増加するとされています。
考え方を変えてみれば、1泊1万円のホテルに500人の外国人観光客を集客するのと
1泊500万円のホテルに1組の外国人富裕層を集客できれば・・・。
この辺は、国にもっとがんばってもらわないといけないことですね。
事実、フランスをはじめとする観光立国はこれらの富裕層をさらに取り込むための取り組みを強化しているそうです。
さて・・・。
それでは、全く「富裕層」にアピールできているインバウンド事例はないのか?
あります。
北海道にある旅館では、マグロ1本を1組のお客様のためだけに用意、解体し、お料理そして提供するというプランを提供しています。
そうです。
このプランは富裕層の外国人観光客にとても人気で、最寄り空港から車で2時間とアクセスが悪いにも関わらず、
ヨーロッパからのリピーターのお客様も多いそうです。
いかがでしょうか?
正論では世界の富裕層を魅了するにはまだまだ整備しないといけないことが多くて無理な部分もあります。
しかし、自社や地域で富裕層の外国人観光客を魅了するようなサービスを作ることができないか、
一度アイデアを出すことはとても良い事だと思います。
そして、富裕層の外国人観光客に見つけてもらえるように、積極的に情報発信をすることも重要です。
是非、積極的に富裕層へのアプローチをしていきましょう。
皆さんのご意見、ご感想を是非、ページ下部のコメント欄に残してください。
よろしくお願いします。
それでは。
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