
エンタイスFTのノムラです。
一口に インバウンド 、 外国人観光客 の 集客 に取り組むといってもさまざま側面があります。
様々な施策、方法・・・これらは戦術レベルのことです。
そして、この戦術で効果的な成果を出すのに1番重要なポイントは、戦略です。
「戦略」
かっこいい言葉ですが、一体 インバウンド に取り組む際の戦略とは一体なんなのでしょうか???
「戦略」と「戦術」
「戦略」ってとても抽象的です。
でも、重要なのはわかりますよね?
どんなビジネスにおいても「戦略」は重要でここが決まらなければ様々な「戦術」(施策)を決めて取り組んでも全く効果がでない・・・
なんてことになりかねません。
そして、私達が取り組んでいるのはインバウンド。
訪日外国人観光客の集客です。
その中での「戦略」を考えた時に、絶対にはずせない肝、重要なポイントは
「ターゲットを絞る」
ということです。
外国人観光客は皆んなお客様???
現在、日本には本当に世界各国から様々な外国人観光客が来ています。
中華圏、アジア圏、北米、南米、ヨーロッパ・・・。
しかも、旅行形態も様々です。
ツアーで来られる方、個人旅行(FIT)で来られる方。
カップル、家族、1人旅。富裕層、バックパッカー・・・ などなど。
では、インバウンド、外国人観光客の集客に取り組む私達全員がこれらの世界各国から来る様々な外国人観光化客をターゲットにできるのでしょうか???
答えはNOです。
それは不可能です。
なぜなら、来られる外国人観光客の要望も違いますし、私達受け入れ側の環境も違うからです。
都市部でたくさんの外国人観光客が来る所でビジネスをしているからインバウンドのチャンスが大きくて、田舎の観光資源が少ない地域だから外国人観光客が来ないのでインバウンドビジネスが成り立たない・・・
大きな間違いです。
確かに、「ツアーでルートに組み込まれている都市部のビジネスでは外国人観光客を取り込むことは比較的容易で、チャンスも多いので売り上げにつなげやすい。」ということはあるとは思います。
しかし、漫然と「来てくれるから」というスタンスでターゲットの絞り込みもなく漫然とビジネスをしていれば、きっと今は良くても右肩さがりになるかもしれません。
都市部であろうと、今はまだ外国人観光客の少ない地方であろうと、インバウンドに取り組む際ももっとも重要なのは、
「自社のビジネスはどの訪日外国人観光客をターゲットに集客していくのか?」
をきちんと決めて施策を実行していくことです。
例えば、話題の「爆買い」中国人観光客
現在、話題の中華圏からの観光客の「爆買い」ですが、これらの人を取り込んで収益を上げているビジネスは、
当然、これらの中華圏から来る観光客のお客様をターゲットとして絞り込みます。
決して、欧米や南米からの要求や嗜好の観光客をターゲットにしてはいけません。
そして、ターゲットを絞る事で、初めて具体的な施策が決定できます。
中華圏からの観光客の人達が自社のビジネスに何を求めているのかを熟知することで効果的な売り上げに直結する具体的な戦術を実行できるのです。
例えば、中華圏からの観光客をターゲットにする場合、重要なポイントは以下のようなものになります。
- 中国語対応、(特に、中国人スタッフではなく日本人に接客してほしいと感じている)
- 中華圏からの観光客が好む商品の品ぞろえ
- 料理やお茶は温かいもの
- 画像を撮ってすぐにSNSで拡散する(外国人観光客はメディアです。どんどん商品やサービスを撮ってもらって拡散してもらいましょう。)
- 親戚中におみやげを買うので上手にすすめてあげられると沢山購入してくれる
- 洋服は何着も試着する
- 値札は取らない(お土産の値札に価値がある)
- 靴が大好き
- 高級なものが大好き
- 丁寧な接客を希望
- 「面子」への上手な対応 などなど
いかがですか?
中華圏からの観光客の人達への効果的な対応はまだまだあります。
そして、それぞれ、各国の観光客の人達に違いがあります。
重要なのは、自社がどのエリアからのどのような形態の外国人観光客をターゲットにするのか見極めて、集客、対応の施策を実行していくことです。
今一度、自社のターゲットを明確にして効果的なインバウンドに取り組んでみてください。
是非、ご意見ご感想をページ下部のコメント欄に残してください。
外国人観光客についてご質問がありましたら、お気軽にお問合せください。
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