
おはようございます。エンタイスFTのノムラです。
さて、今日は、マレーシア、インドネシア、そして一部がイスラム教徒というシンガポールから来る外国人観光客についてご紹介していきます。
そうです。キーワードは「 ハラル 」( ハラール )。
「 インバウンドビジネス 成功のコツ」 ムスリム観光客 編です。
イスラム教の外国人観光客
近年、その他の東南アジアの各国からの観光客と同じで、ビザの緩和や円安の流れでマレーシアやインドネシアからの外国人観光客も日本へたくさん旅行に来ています。
ただ、マレーシアやインドネシアではイスラム教徒の人が多く、
イスラム教徒としてのルール「ハラル」に従って生活しています。
「ハラル」はイスラム教徒にとっての
ライフスタイルルール
ということになります。
※「ハラル」とは
イスラム教の教えで許された「健全な商品や活動」のことを意味します。
ハラルとはイスラム教徒にとっては「安全な生き方」を示すガイドラインであり、なくてなならない基準です。
当然、イスラム教徒の外国人観光客を集客していくということになれば、イスラム教のルールである「ハラル」対応が必要になってきます。
特に、インバウンドビジネスとしてイスラム教徒の外国人観光客を受け入れていく際の受け入れ整備とは
- 「ハラル」対応
- プレイヤールームの整備
この2点が重要になってきます。
ここでは、詳しい「ハラル」についてのご紹介は控えておきます。
ただ、
きちんとした認証も含めた「ハラル」対応は簡単ではない
ということだけお伝えします。
現在の観光庁の取り組み
観光庁の取り組みとしては、昨年2014年に
「訪日ビザ緩和を契機に、東南アジアに特化した集中プロモーション」
を実施しており、特に、重点市場である東南アジア、特に注力する市場に
- シンガポール
- マレーシア
- インドネシア
を上げていました。
結果インドネシア、マレーシア、シンガポールの3国からの訪日観光客は
2013年 502,000人
2014年 636,100人
そして、2015年に入っても増加しつづけています。
「ハラル」対応。本当に必要ですか?
世界規模で見てもイスラム教徒の割合は大変大きいです。
専門家によると
「ハラル」はトレンド
とも言われています。
確認しましょう。
日本では「人口減」の傾向ですが、世界的ではそうではありません。
そして、
人口が増える=消費が増える
この公式は変わりません。
なので、イスラム教徒が増加していくことも証明されています。
で、ここからが重要です。
イスラム教徒の外国人観光客が増えるのだからやはり「ハラル」対応はしなければ!!!
はい。とても良い姿勢だと思います。
先ほどもご紹介したように
「ハラル」に取り組むことで世界で大きなシェアを持つイスラム教徒の外国人観光客を集客できるのですから、
これはインバウンドビジネスにとっては大きなチャンスです。
しかし、「ハラル」に関しては認証取得を含め投資が必要になります。
そして、「ハラル」認証を取ったからといってすぐにイスラム教徒の訪日外国人観光客がわんさか来てくれるか?というと・・・。
???です。
これからのイスラム教徒の訪日外国人観光客の増加というトレンドを踏まえて少しずつ御社や地域で取り組んで行くことはいいと思いますが、
大企業でないのであれば早急な、かつ完璧な「ハラル」対応はすぐには必要ないのではないかな・・・と感じています。
イスラム教徒を分析してみましょう
イスラム教徒の多い国に暑い国が多いのはお気づきでしょうか?
彼らの1つの顕著な特徴があります。
イスラム教徒が多い国
↓
暑い国・お酒が飲めない
↓
食事は「甘いもの」と「辛いもの」
↓
糖尿病が多い
実は、
「糖尿病マーケット」
とも言われています。
イスラム教徒の外国人観光客が持つ日本にたいするイメージとしては
「未知の国」
なんだそうです。
他にも
- ヘルシー
- 長生き
- ダイエット
- きれい・カワイイ
- 長生き
などがあげられます。
イスラム教徒の外国人観光客が日本で食べたい、買いたい食べ物
- ラーメン
- すき焼き・しゃぶしゃぶ
- 天ぷら
- お寿司
- お肉
- パン(菓子パンや惣菜パン)
- カステラ
- 黒糖
- こんにゃくゼリー
などがあります。
イスラム教徒の外国人観光客をもてなす際のポイント
- 食べ物、飲み物への配慮
- 礼拝への対応
- 「左手」を使わない人が多い
- 同性による接客
- 実は個人差があります
などが挙げられます。
「おみやげ」問題
実は、あまり「ハラル」認証をとったおみやげとしての商品がありません。
おみやげとして
「キットカット」の抹茶味
がとても人気ですが、実は「ハラル」対応商品ではありません。
しかし、中には、
分かっていて買っていくイスラム教徒の人もいます。
何か、開発できればとても喜ばれますし、大変売れるとおもうのですが・・・。
どなたか取り組んでみませんか???
いかがでしたでしょうか?
「ハラル」の詳細については省略させていただいています。
「ハラル」について詳しく知りたい方は、専門家をご紹介させていただくこともできますので、是非お問い合わせください。
何事も自社や地域で出来る事から動くことがポイントです。
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